
今回は、APIが利用できる国内暗号資産取引所を紹介したいと思います。
システムトレードをするためには、APIを呼び出して注文の実行や、注文情報の取得などをする形になるので、必須の情報になります。
まず初めに
本情報は、執筆時点(2022年3月22日)の情報になります。
APIを解放している取引所一覧
以下の取引所がAPIを解放している取引所の一覧です。
意外と数がありますが、APIで注文可能なペアーが限られていたりするので、取引したいペアーがあるかや板の厚さ(取引高の高さ)、欲しい情報が取れるAPIが揃っているかなどを確認して、使う取引所を決定するのがいいと思います。
- CoinCheck
- GMO
- Bitbank
- BitFlyer
- Liquid by quoine
APIドキュメント
取引所 | APIドキュメント |
CoinCheck | https://coincheck.com/ja/documents/exchange/api |
GMO | https://api.coin.z.com/docs/#outline |
Bitbank | https://github.com/bitbankinc/bitbank-api-docs |
BitFlyer | https://lightning.bitflyer.com/docs/api |
Liquid by quoine | https://document.liquid.com/ |
各取引所で取引可能なペアー(日本円建て)
BTC | ETH | XRP | LTC | MONA | BCC | XLM | QTUM | BAT | OMG | XYM | LINK | MKR | BOBA | FCT | ETC | PLT | QATH | |
CoinCheck | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
GMO | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||||||||||||
Bitbank | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ||||
BitFlyer | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |||||||||||||
Liquid by quoine | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
取引残高
取引所 | 取引残高(※2022/03/23 1:00時点) |
CoinCheck | ¥14,958,530,948 |
GMO | 不明 |
Bitbank | ¥10,949,792,725 |
BitFlyer | ¥22,365,742,458 |
Liquid by quoine | ¥14,316,896,986 |
CoinMarketCap
https://coinmarketcap.com/ja/rankings/exchanges/
取引手数料
取引所 | 手数料 | ドキュメントリンク |
CoinCheck | 無料 | https://coincheck.com/ja/exchange/fee |
GMO | Maker:-0.01% Taker:0.05% | https://coin.z.com/jp/column/trade-fee/ |
Bitbank | Maker:-0.02% Taker:0.12% | https://bitbank.cc/docs/fees/ |
BitFlyer | 約定数量 × 0.01 ~ 0.15%(単位: 各アルトコインで異なります) | https://bitflyer.com/ja-jp/commission |
Liquid by quoine | 0.05% | https://www.liquid.com/ja/fee/ |
暗号資産取引所の選定基準(参考)
暗号資産の自動売買をするにあたり、どの取引所のAPIを使うか悩まれる方もいるかと思います。
個人的な判断基準例を記載するので、参考にしていただけたらと思います。
- 取引残高
- 暗号資産取引残高が高い取引所の方が板が厚く約定する確率も高くなります。
- ペアー
- 取引したいペアーがない取引所もあるので、どの暗号資産を取引したいかをまず決めるといいと思います。
- 手数料
- 手数料も積み上がっていくと中々の金額になります。メイカー手数料をマイナス手数料にしている取引所もあるので、メイカーで必ず注文を出せるような設計にして、メイカー手数料がマイナスの取引所を選定するのもありかと思います。
- API仕様
- この記事ではAPIの仕様の細かいところまで解説していませんが、取引所毎のAPIは標準仕様があるわけではないので、取れる情報、取れない情報に取引所毎に差があったりします。自動売買システムを構築したい場合は、システムの設計をある程度決めてからAPI仕様を確認して、選定するといいです。